1.初動(一番初め)
- 被相続人の看取り・死亡の発見
- 医者を呼ぶ
- 葬儀・埋葬
被相続人の看取り・死亡の発見
1.尊厳のある最期、平穏な最期を迎える
・末期ガンの場合
最期は自宅ですごせることが多いようです。そして自宅療養を開始してから1~2か月ほどで亡くなることが多いようです。その短期間でいかに本人の希望を叶えてあげられるか、後悔や疑念を残さないか、がポイントになるようです。
・老衰の場合
最後は食べることが問題になりがちなようです。衰弱してくると、食べられなくなったり、あるいは食べても誤嚥性肺炎を起こしたりするようになります。そのため胃ろうを造設するか否かという問題も出てきます。
・臓器不全症の場合
病院での適切な処置によって延命できるので、最後まで治療を続けて病院で最期を迎えることが多いようです。終末期に治療をやめ自宅療養に戻ることもできますが、タイミングが難しいようです。
・認知症の場合
苦しんで亡くなることは少ないようです。最期に至るまでが大変ですが、介護保険などの制度を上手に使うことが肝要です。介護保険については、お住まいの場所の「地域包括支援センター」に相談します。
参考文献:『平穏死10の条件』長尾和宏、ブックマン社、2012年
2.孤独死などの死
誰にも看取られないまま、一人で亡くなることもあります。
・孤独死
見つけた場合は警察に連絡します。警察/嘱託医(監察医)で検視/検案をします。
親族への連絡は警察がします。親族がいる場合は、警察から親族に遺体が引き渡され、そこから、葬儀、火葬、埋葬/納骨に進みます。
親族がいなかったり、いても遺体の引き取りを拒否した場合は、事実上故人の周りにいた人が死後事務を引き受けることが多いようです。
平穏な孤独死は無理なのでしょうか?
「終活」をしておくことで可能になります。
こうした「終活」が普通になる社会こそ、社会的費用の増大を公正に抑えつつ、平穏な孤独死のできる社会だと思います。
孤独死が増えるとされる今後、そのような社会が望まれると思います。
当事務所は、死後事務、遺言、死後の財産整理に関する業務を承っております。
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