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相続登記、終わりましたか?

↑わかりやすく時系列で解説しています

相続登記をすることの意味

1.法律的にあなたの権利を確定させる意味

あなたの所有になった不動産に所有権を主張する人が現れ、裁判になったとしましょう。
その時、登記の有無で勝敗が決する場合があります。
このように、登記が無いと、公的な場で所有権を主張できなくなる場合があります。
したがって、相続登記は、自分の権利を守り、保全するための手続といえます。

2.後の相続手続きを複雑化させない意味

あなたが仮に相続登記をしなかったとしても、結局、あなたから不動産を相続した人が将来その不動産を売却などしようとする時には、相続登記する必要が出てきます。例えば売却する時は、買主のために登記名義を移す必要がありますが、その前提として相続登記もしなくてはならないからです。

その時、相続人の数がネズミ算式に増えている可能性があります。そうなると、相続手続きにかかる手間と費用は、多大なものになります。そして、その手間と費用のために、売却できなくなることがあります。
こうなると、もう誰も手をつけられなくなる不動産ということになります。

こうした不動産の問題は、近年、社会問題として注目されており、それを受け法律の改正が現在進行しています。2024年までには、相続登記が義務化されることが決まっています。

3.誰が所有する不動産か公共的に公示する意味

不動産の所有者を調べなくてはいけない場合があります。どんな人も、どんな機関も、基本的に不動産登記簿を見て調べます。相続登記していないと、簡単に所有者が分からなくなります。東日本大震災などを機にこのことの公共的不利益が注目されるようになっています。
所有者が分からないばかりに補助金や賠償金をあげられない、収用できないといった事が起きています。